シグマがfpのファームウェアをアップデート

2020.6.28

シグマは同社のフルサイズカメラfpのファームウェアアップデート2.0をリリースした。外部ProRes RawBRAWがサポートされ、デュアルISOが有効になる他、CinemaDNGは高速になり、配信フレームレートが改善された。また、Cinemagraph機能と、JPEGキャプチャ、タイムコード、フリッカーコントロール、およびオートフォーカスも改善された。

SIGMA fp Image credit: SIGMA

今回のファームウェアアップデート2.0については、fp のプロダクトプランナー若松氏に話を伺った。

新機能

ProRes Raw がAtmos Ninja-Vで、Blackmagic RAWがBlackmagic Video AssistでHDMIを介して記録可能になる。どちらも録画側のデバイスのファームウェアを更新する必要があるが、これでfpは3つの一般的なRAW、ProRes Raw、BRAW、CinemaDNGをサポートする。

SIGMA fp Image credit: SIGMA

CinemaDNGでは、カメラでクリップを再生したり、シネモードで静止画を記録したり、動画ファイルから静止画を切り出す新機能が搭載された。 DCI 4K 12bitがHDMI RAW出力でサポートされる。

新しいHDR記録機能と、Cinemagraphの作成および再生もサポートされた。

fpのユニークな機能の1つは、他のシネマカメラの視野角をシミュレートできるディレクターズビューファインダー機能だった。この機能で、ビデオを録画して静止画を撮ることができる。

SIGMA fp camera menu. Image credit: cinema5D

ビデオ機能

また、デュアルベースISO(ISO100および3200)もサポートされた。同社のビデオでダイナミックレンジが12.5stopと述べられている。

ビデオオートフォーカスの速度、精度、安定性が向上した(テストで多少の改善は確認されたが、位相差検出のパフォーマンスは期待できない)。

CinemaDNGでは、UHD 25fpsおよび29.97fps 12bit記録がサポートされるようになり、UHD 12ビットモード100 fps、8ビットおよび10ビットUHDモードでは100および119.88fpsがサポートされるようになった。

SIGMA fp camera menu. Image credit: cinema5D

カラーモードで「オフ」が使用できるようになった。この機能は、Vivid、Naturalなど他の画像モードのように色をレイヤーで使用せず、センサーが「見る」ものをよりよくシミュレートする。

また、BWFオーディオがサポートされ、ビデオファイルを DaVinci Resolveにインポートする際のオーディオ/ビデオ同期が改善された。

カメラの3.5mmマイク入力を介してタイムコード入力が可能になった。タイムコードを受信して​​いる間はオーディオを録音できないが、マイクとの接続を再確立すると、タイムコードが保持される。

SIGMA fp camera menu. Image credit: cinema5D

特定の照明条件下でちらつきが発生するという報告が何件かあり、テストしたときにも、この問題を確認した。ファームウェア2.0ではそれが解決されている。

SIGMA fp as a webcam. Image credit: SIGMA

進化

シグマはユーザーからのフィードバックに耳を傾けているようで、ファームウェア2.0では重要な更新がいくつもされている。

また同社は、外観データをオープンにしており、アクセサリーメーカーは3Dデータにアクセスできる。

ソフトウェア開発キット(SDK)も7月上旬に予定されており、今後のサポートに関していくつかのメーカーと話し合っていると述べている

Zhiyun Weebill Sジンバルとの互換性は、この良い例だ。 Zhiyunが独自のファームウェアをリリースするまで内容は分からないが、カメラの制御も含まれるだろう。

SIGMA fp and the new 100-400mm L mount lens. Image credit: SIGMA

残念ながら、SIGMAは、技術的な制限により、このカメラでLOGピクチャープロファイルを実装しダイナミックレンジを拡張することはできないとしている。

fpについて詳しくはこちらのレビューを参照いただきたい。

高度なRAWサポートとオープンプラットフォームにより、非常に魅力的なカメラとなった。機能のリストは以下の通り。(シグマのWebサイトから転載)

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追加機能

  • シネマグラフ作成・再生機能
  • CinemaDNG再生機能
  • Cineモードでのライブビューおよび動画撮影中の静止画撮影機能
  • SIGMA fpで撮影した動画ファイル(CinemaDNG、MOV)から静止画ファイルを作成する機能
  • 動画撮影時のHDR撮影機能
  • ディレクターズビューファインダーモード中の動画・静止画撮影機能
  • DCI 4K 12bitのHDMI RAW出力機能
  • ATOMOS社製、Blackmagic Design社製の外部レコーダーでの圧縮RAW記録に対応※1
  • ZHIYUN製ジンバルでのカメラコントロールに対応※1
  • SHOOTメニューでのグレーアウト項目の説明文表示機能
  • USBモードにカメラコントロールを追加※2

※1 接続機器のファームウェアのアップデートが必要です。※2 カメラをコントロールするためのSDK(ソフトウェア開発キット)の提供は7月上旬を予定しております。

機能拡張・変更

  • ISO100、3200 のデュアルベース ISO 採用
  • AF性能向上
  • 評価測光の精度向上
  • 記録画質向上
  • CinemaDNG UHD 12bitにおけるフレームレート25fpsおよび29.97fps記録が可能
  • CinemaDNG FHD 12bitにおけるフレームレート100fps記録が可能
  • CinemaDNG FHD 8bitおよび10bitにおけるフレームレート100fpsおよび119.88fps記録が可能
  • カラーモードにOFF(切)を追加
  • QS (クイックセット) に露出補正を追加
  • 動画撮影時にトーンコントロール「オート(弱・強)」の設定が可能
  • ビデオクラス(UVC)でのUSB接続時における設定の変更が可能
  • タイムコード入力に対応
  • 音声 BWF フォーマットに対応
  • アスペクト比 7:6 の記録サイズを変更
  • シャッター音の変更
不具合修正

※ファームウェアVer2.00を適用した SIGMA fpで撮影したRAWデータ(DNGファイル)を現像するには、SIGMA Photo Pro 6.7.4が必要となります。ファームウェアのアップデートとともにSIGMA Photo Pro 6.7.4へアップデートしてください。

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fpのファームウェア2.0はこちらからダウンロードできる

 

関連商品

フジヤエービックのショップサイト

 

SIGMA fp&45mm F2.8 DG DN kit

 

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