Lensrentalsは、年間の写真およびビデオ機器のトップレンタル統計を公開した。 2020年は、新型コロナウイルスの影響を受たが、例年の傾向は依然として見られ、キヤノンとソニーの機材レンタルが際立っている。キヤノンEFマウント、シネマカメラが特に多く、DSLRからミラーレスへの移行を示している。
2006年に設立されたLensrentalsは、米国で最大の写真、ビデオ撮影、照明器具、アクセサリーのオンラインレンタルプロバイダーとされている。本社はテネシー州メンフィス（ナッシュビルにサテライトオフィスあり）にあり、レンタル機材は米国全土に出荷される。
2016年以来、Lensrentalsは、その年の写真およびビデオ機材のトップレンタル製品をブログで公開している。写真/ビデオレンタル業界の傾向が分かるので、これは興味深いものだ。
Lensrentalsのトップレンタル機材2020
Lensrentalsが述べているように、2020年の数字は、新型コロナウイルスのパンデミックとそれに伴う封鎖の影響を受けている。ほとんどのイベントはキャンセルされ大きな影響が出たが、Lensrentalsは依然として大量の機材を貸し出している。2020年に最もレンタルされた製品のリストは以下の通り。
- キヤノン24-70mmf / 2.8L II
- キヤノン5DMark IV
- キヤノン70-200mmf / 2.8L IS II
- ソニーα7III
- キヤノン70-200mmf / 2.8L IS III
- キヤノン35mmf / 1.4L II
- キヤノンEOSR
- キヤノン50mmf / 1.2L
- ソニー70-200mmf / 2.8 GM OSS
- ソニーFE24-70mm f / 2.8 GM
- キヤノン16-35mmf / 2.8L III
- キヤノン100mmf / 2.8LISマクロ
- ソニーNP-FZ100バッテリー
- DJI Ronin-S 3軸ジンバル
- キヤノン6DMarkII
- ニコンD750
- キヤノンLP-E6Nバッテリー
- キヤノン EF-EOSRマウントアダプター
- キヤノン85mmf / 1.2L II
- シグマ18-35mm f / 1.8 DC HSM Art （キヤノンカメラ用）
興味深いことに、カメラのトップは5D Mark IV DSLRであり、これは依然として人気のある写真の主力製品であることを示している。 DJI Ronin-Sジンバルがレンズとカメラに交じってトップ20に含まれているのも興味深い点だ。キヤノンEFLズームレンズの優位性は変わらない。
レンズ
Lensrentalsは、レンズに関しても興味深いデータを公開している。最も人気のあるマウントは依然としてキヤノンEFマウントで、写真セグメントではソニーE、ビデオレンズセグメントではPLマウントがそれに続く。キヤノンRFマウントは目覚ましい市場シェアを獲得し、写真セグメントで2番目に人気のあるミラーレスマウントとなっている。
レンズのブランドを見ると、市場シェアを最も伸ばしたのは、写真セグメントではシグマとVenus Optics（Laowa）、ビデオレンズセグメントではキヤノンとフジノンだ。キヤノンは、レンズに関してはあらゆる面で総合的にトップの地位を保っている。
カメラタイプ
レンタルカメラのカメラタイプでは、シネマカメラが依然として最も人気のあるカテゴリであることを示している。興味深いのは、ミラーレスカメラは2019年はデジタル一眼レフカメラよりも人気がなかったが、2020年には逆転している。デジタル一眼レフが2020年にまだほぼ20％をを保っているのは、写真用途と考えられる。
ブランド
最後の表は、2020年のすべてのレンタル製品のブランド別シェアを示している。トップ2がソニーとキヤノンであることは、いつものことだが、ブラックマジックデザインが2019年から大きく飛躍しているのは興味深い。
Source: Lensrentals
