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OCTOPUS RAW StudioがAdobe PremiereのRAWビデオワークフローを強化

OCTOPUS RAW StudioがAdobe PremiereのRAWビデオワークフローを強化

OCTOPUS RAW StudioはAdobe Premiere Pro用のプラグインで、ProRes RAWとCinemaDNG映像のワークフローを改善する。特注で設定可能なRAWパイプラインを搭載し、ISOやWB調整、ハイライトリカバリ、テクスチャなど、多数のRAWパラメータや機能を公開している。

部分的にデベイヤー処理されたBlackmagic RAWは別として、何年もの間、手頃な価格でRAWビデオに参入する方法として内部RAWビデオがようやく民主化され、より多くの手頃な価格のカメラに搭載されつつあるように感じる。

このプロセスと同時に、ポストプロダクションでロービデオの映像を扱う簡単で効果的な方法が必要だ。今回は、DaVinci ResolveでProRes RAWがネイティブでサポートされていないことについて触れるつもりはない。この記事では、Adobe Premiere ProのRAWビデオワークフローを改善するOCTOPUS CINEMAのプラグインを簡単に紹介する。

OCTOPUS CINEMA

以前の記事でOCTOPUS CINEMAを思い出したかもしれない。英国を拠点とするこの会社は現在、自己資金でデジタルカメラOCTOPUS16を開発している。OCTOPUS CINEMA(OC)のラッセル・ニューマンが語ったように、彼らは現在OCTOPUS16の製造の最終段階にある。彼らはプロセッサー(コンピュートモジュール4からコンピュートモジュール5へ)をアップグレードし、内部4K 60fpsのRAW映像をサポートしている。

一方、OCは最近、Adobe Premiere Proでより良いRAWビデオワークフローを実現する上記のプラグイン「OCTOPUS RAW Studio」を発表した。その詳細を解説する。

OCTOPUS RAW Studio

Premiere Proに内蔵されているRAWビデオパネルでは、露出やカラースペースといった基本的な調整しかできない。現在のところ、ホワイトバランスの変更、ISOの変更、ハイライトのリカバリーを実行する機能はない。

Premiere Proの内蔵RAWビデオパネルとOCTOPUS RAW Studioの比較。出典:OCTOPUS RAW Studio OC

OCTOPUS RAW Studioは、特注で設定可能なRAWパイプラインを提供し、rawパラメータと機能の数々を公開する。OCが言うように、彼らのRAW Studioは、PremiereのRAWビデオ処理をDaVinci Resolveのようなグレーディング専用ソフトウェアのレベルにまで引き上げる。

このプラグインは、ProRes RAWとCinemaDNGフォーマットで動作する。このプラグインは、WBとISOを設定する可能性を追加し、より広いダイナミックレンジにアクセスするためにハイライトリカバリーを適用する。また、サイドカーメタデータを含み、セルロイドフィルムのルックをエミュレートするテクスチャを作成できる。OCTOPUS RAW Studioの詳細については、オンラインユーザーガイドを参照いただきたい。

主な機能

  • ProRes RAWで欠落していた重要なRAWコントロール(ホワイトバランスとISO)を実装
  • ハイライトの情報をより多く回復し、クリップのハイライトのダイナミックレンジを拡大する独自のハイライト回復とロールオフアルゴリズム
  • サイドカーメタデータによる「すべてのクリップに適用」ワークフロー
  • 主要メーカーのカラーサイエンスに対応した組み込みのトランスフォーム/LUT:例:任意のRAWカメラからARRI Rec709カラーを取得
  • セルロイドフィルム/アナログの信号対ノイズ比をエミュレートする「テクスチャ」機能を作成

価格と発売時期

OCTOPUS RAW Studio は、OCTOPUS CINEMA のウェブサイトからダウンロードできる。RAW Studio は、全機能を備えた試用版(エクスポートは 250 フレームまで)で試すことができる。無制限のフルバージョンは、VAT 込みで 99 ユーロ。

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