ソニーがFX9とVENICEの新ファームウエアを発表

2020.5.7

ソニーは、FX9とVENICEの新しい無料ファームウェアアップデートを今年後半にリリースすると発表した。 FX9は、5Kクロップでの4K 50 / 60pの新しいフレームレートを追加し、瞳AF、4K 16ビットRAW出力(拡張ユニットによる)が可能となる。またディスプレイはタッチスクリーン操作もできるようになる。 VENICEには、より多くのモニター機能と高フレームレートモードが追加される。

Sony FX9 and VENICE Firmware Updates. Source: Sony

 

ソニーは、フルフレームのシネマカメラFX9とVENICEのファームウエアアップデートを発表した。2020年後半に新しいファームウェアバージョンがリリースされ、機能強化が図られる。FX9 Ver.2.0ファームウェアは2020年10月にリリースされ、VENICEの新ファームウェアVer.6.0は2020年11月にリリースされる予定。

FX9 Ver.2.0ファームウエア

FX9は2019年に導入された。FS7の形状を持ち、VENICEのカラーサイエンスを採用している。FX9の詳細記事はこちら

今回のファームウエアリリースの発表は、FX9発表時に発表されたファームウエアアップデートの方針に沿ったもの。

ファームウェアVer,2.0では、6Kフルフレームセンサーの5Kトリミング領域から、オーバーサンプリングによる4K 60p / 50pでの撮影を可能にする。 5Kのトリミング領域は、super35mmのトリミングモードよりも約122%大きくなる。

Ver.2.0では、オプションのXDCA-FX9を使用し、4K 16ビットRAW信号を外部レコーダーに出力することもできる。内部での10ビット記録を超えるビット深度で記録することができ、より高度ななポストプロダクション作業が可能となる。

Sony FX9 New Recording Modes. Source: Sony

注目される機能の1つは、オートフォーカス(AF)だ。ファームウェアVer.1.0では、FX9は顔でのAFのみだった。 FX9Ver.2.0ファームウェアでは瞳AFがサポートされる。ただし、動物の瞳AFには対応していない。

またタッチスクリーン操作がサポートされ、フォーカスコントロールやメニュー設定が可能になる。

FX9バージョン2.0の主な機能は以下のとおり。

  • 180 fpsフルフレームHD記録
  • 4K(4096×2160)DCI記録
  • ユーザー3D LUTのロード
  • ハイブリッドログガンマに記録されたHDR撮影機能

FX9ファームウェアVer.2.0は2020年10月にリリースされる予定で、ユーザーは無料でダウンロードできる。

VENICE ファームウエアVer.6.0

ソニーによると、2017年の発売以来、VENICEは200以上の劇場、放送、ケーブル、およびストリーミングなどの撮影に使用されている。VENICEに関しても、発売時にファームウェアアップデートのロードマップが示されていた。定期的なファームウェアとハ​​ードウェアの更新により、VENICEは常に最新の機能を持つカメラになっている。 VENICEファームウェアのVer.6.0は、2020年11月にリリースされる予定で、これもユーザーは無料で入手することができる。

Sony VENICE. Source: Sony

VENICEファームウェアVer.6.0では、高度なレンダリング変換(.art)ファイルをインポートできるため、画質のモニタリングとオンセットの表示が向上する。これらの.artファイルは、ユーザーの3D LUTファイルから、Sony RAW Viewerソフトウェアで生成できる。さらに、Technicolorと協業してVENICEの新しい「ルックライブラリ」を作成する。これは、歴史的に定評のあるTechnicolorのルックをサポートするもので、オンラインで利用できる。

新しいファームウェアVer.6.0では、HFR(高フレームレート)機能も拡張される。

  • 5.7K 16:9で最大72fps
  • 最大110fps 3.8K 16:9
  • アナモフィックレンズ用の4K 6:5イメージャーモードで最大72fps

その他の機能強化は次のとおり。

  • 別のフレームラインで撮影する機能。これにより、VENICEの大きなセンサーを利用して、同じ構図で異なる縦横比で撮影できる。
  • 3D LUTモニタリングの改善– 3D LUTルックをカメラのビューファインダーで確認可能。
  • メタデータのジャイロ情報– VFX用途などでカメラのTilt&Rollデータを参照できる。

ニュース、HDRIPライブ制作に関する情報

さらに、放送やライブ制作分野に関するニュースも発表された。詳しくはこちら。(英語)

PXW-Z450 4Kショルダーマウントビデオカメラは、18xズーム4Kレンズ、ビューファインダー、マイクを含む製品パッケージ(PXW-Z450KC)が2020年8月に提供される。PXW-Z1901およびPXW-Z280に関しては、 MSU-3500およびMSU-3000、マスターセットアップユニット、システムカメラ用マルチカメラリモートコントロールパネルが2020年夏に対応される。PDW-U4XDCAMプロフェッショナルディスクドライブユニットは2021年1月にリリースされる予定。

また、HDCシリーズのような一部のカメラのSRライブメタデータワークフローによるHDRのサポートの強化も発表された。 PXW-X400は、CBKZ-SLHL1オプションソフトウェアライセンスを適用することにより、1080 60P / 50P HDR機能を追加できる(2020年7月リリース予定)。

HDRモニターPVM-X2400(24インチ)およびPVM-X1800(18.4インチ)は、HDRからSDRおよび4K-HDへの内部変換が、2021年3月にアップグレードの予定。 XVSシリーズのプロダクションスイッチャーもHDR変換をサポートする。

さらにオープンスタンダードベースの制作システムのさらなる強化、SDI-IPコンバーターボードの更新、Ci Media Cloud Platformの強化、多様なAI分析モデルとサービスを備えた新しいクラウドベースソリューションも予定されている。

 

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