CES 2023において、AccsoonはApple iPad用ケージ「Accsoon PowerCage II」および「PowerCage Pro II」を発表した。これらのケージには複数の目的がある。まず、Appleデバイスを保護し、複数の1/4″-20およびコールドシューマウントポイントを提供する。次に、ケージはソニー NP-Fバッテリー経由でiPad/iPad Proに電力を供給することができる。更にタブレットをビデオ録画機能を備えた巨大なHDMIモニターに変える。
Accsoonは、有線および無線のビデオモニターソリューションに特化した中国の企業で、長年にわたり、高品質でプロフェッショナルな製品を手頃な価格で提供している。
CineDでは最近、iPhoneをビデオモニターに変えるAccsoon SeeMo HDMIアダプターをレビューしたが、この179ドルのアダプターには嬉しい驚きを覚えた。2021年には、iPad用のAccsoon PowerCageの最初のバージョンもレビューしたが、この製品はタブレットの充電と様々なマウントポイントを提供するのみだった。
同社は今回、iPad用ケージのアップデート版、Accsoon PowerCage IIとPowerCage Pro IIを発表し、iOS用HDMIアダプターSeeMoに対応するようになった。
Accsoon PowerCage II および PowerCage Pro II の特徴
Accsoon PowerCage IIとPowerCage Pro IIは、同様の機能を持つiPad用アルミケージで、主な違いはそのサイズと対応対象のタブレット。PowerCage IIはiPad Gen5～10、iPad Air Gen3～5、iPad Pro 9.7インチ、10.5インチ、11インチ第1～4世代に対応し、Accsoon PowerCage Pro IIはiPad Pro 12.9インチ第3～6世代に対応する。
PowerCage IIは8つの1/4″-20と2つのコールドシューマウントポイントを備え、Proバージョンはケージの全周に10個の1/4″-20ネジ穴がある。
ユニットの背面には、折りたたみ式のテーブルスタンドがある。このスタンドは、両ケージに付属するACC04 NP-Fバッテリーアダプターを取り付けるためにも使用される。
ACC04は、複数の電源入出力ポートを備えたソニーNP-Fスタイルのバッテリーアダプター。
- USB Type-A出力ポートを1系統搭載。
- USB Type-C出力ポートを1系統搭載。
- 5V/3A、9V/2.22A、12V/1.67Vの電圧に対応したUSB Type-C PD入出力ポートを1系統搭載。
- DC 6.6～8.4Vのバレル出力ポート。
また、ACC04の上部には電源インジケーターがあり、本体右側にある小さなボタンを押すことで起動する。
しかし、前モデルからの最も大きな変更点は、iPadをHDMIモニター/レコーダーにできるAccsoon SeeMo HDMIアダプタに対応したことだ。
HDMIモニター
電源アダプターACC04をAccsoon SeeMo HDMIアダプター（別売）に交換すれば、ソニーのNP-FバッテリーでiPadに電源を供給できる。また、HDMI入力端子の恩恵も受けられる。つまり、PowerCage IIとPower Pro IIは、あなたのiPadを巨大なオンカメラ、あるいはより現実的なクライアントモニターに変えてしまう。
iPad/ iPad Proには、波形、ベクトルスコープ、フォールスカラー、ピーキング、オーディオモニタリングツール、ライブストリーミング機能、iPadでのHD H.264録画などの新機能を搭載する。ただし最近アップデートされたAccsoon SEEアプリをインストールする必要がある。
価格と発売時期
Accsoon PowerCage IIは129ドル、Pro IIバージョンは139ドルで、今月末に発売される予定。
詳細については、こちらのAccsoonのウェブサイトをご覧ください。
