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映画や放送業界向けのワイヤレスビデオ伝送システムやモニタリングシステムで知られる中国のメーカーAccsoonが、Android用のSeeMo 4K HDMIアダプターを発表した。我々はすでにNAB 2025 でこのデバイス を取り上げたが、今回Android用のSeeMo 4K HDMIアダプターが発売される。これは、人気のモニタリングシステムをiOSデバイス以外にも拡大するもので、Androidスマートフォンやタブレットに直接4K30pモニタリング、録画、ストリーミングを可能にする。
AccsoonのAndroid版SeeMo 4Kは、これまでiOSのみだった同社のモニタリングシステムの大幅な拡大を意味する。この新しいAndroid対応バージョンは、同じ低遅延モニタリングとレコーディング機能をAndroidデバイスユーザーにも提供する。
Androidデバイスをモニターに変える
最新のAndroidスマートフォンやタブレットは、鮮明さと明るさの点でオンカメラ専用モニターに匹敵するディスプレイを備えている。SeeMo 4Kは、Accsoonの再設計されたSeeアプリを通して、これらの高品質スクリーンを活用し、スマートフォンをプロフェッショナルなモニターに変える。
このアプリには、タッチ操作でアクセスできるモニタリングツールが含まれている。
- 波形とヒストグラム分析
- リアルタイムプレビューによるLUTサポート
- フォーカスピーキングとフォールスカラー
- ゼブラパターンとオーディオレベルメーター
- ミラーイメージとオーバーレイ機能
- グリッドラインとアナモフィックデスクィーズ
LogワークフローのためのクリエイティブLUT統合
SeeMo 4K for Androidの特筆すべき機能は、モニタリング用にクリエイティブなLUTを適用すると同時に、これらのルックを録画映像やストリーム映像に「書き込む」ことができる点だ。この機能は、カメラ内部でLOG撮影する場合に特に価値があり、即時ストリーミングやソーシャルメディアにアップロードするための洗練されたルックを可能にする。
ストリーミングと録画機能
このデバイスは、Androidデバイスのデータ接続を利用して、YouTubeなどのプラットフォームへのUHD 4Kストリーミングを可能にする。上級ユーザー向けには、RTMPとSRTプロトコルのサポートにより、より洗練されたストリーミングワークフローが可能になる。コンパクトな筐体なので、スタジオとモバイル両方に適している。
録画機能では、Androidデバイスのカメラロールに直接4K H.264キャプチャーが可能で、ソーシャルメディアやFrame.ioのようなプロフェッショナルプラットフォームでの共有が容易になる。これは、バックアップとしても機能する。
オーディオと電源
ユーザーは、カメラの音声か、内蔵マイクを含むAndroidデバイスに接続されたマイクのいずれかを選択できる。電源は、NP-Fバッテリー1個から供給され、接続した携帯電話やタブレットを同時に充電できる。5V USB出力はワイヤレスマイクレシーバーなどのアクセサリーに電力を供給する。
主な特徴
- UHD 4K30解像度対応
- USB-C PDによる接続デバイスへの電源供給
- CineView Master 4KをベースにしたUI
- 柔軟なオーディオ入力選択
- バーンイン機能を備えたカスタムLUTアプリケーション
- RTMP/SRTストリーミング・プロトコル対応
- USB出力付きNP-Fバッテリー電源
価格と発売時期
Android用Accsoon SeeMo 4K HDMIアダプターの希望小売価格は149ドルで、2025年7月に出荷が開始される。
