中国のNANLITEは、同社のPavoTube LEDライトシリーズに新しいファミリーを導入した。NANLITE PavoTube T8-7Xは、全長1mのLED照明で、個別に制御可能な16のゾーン、内蔵およびカスタムメイドのエフェクト、さらに有線、Bluetooth、DMX/RDM制御をサポートしている。このライトは現在、95ドルで購入することができる。
数年前、NANLITE PavoTube 15Cと30Cは、このシリーズの最初の製品として発売された。その後、PavoTube II 6Cを含むファミリーが拡張され、さらに最近、このLEDチューブライトシリーズに3つの新モデルが加わった。（PavoTube II Xのレビューはこちら）
このチューブライトは、その価格競争力のため長い間かなり人気があった。コンテンツクリエイターやミュージックビデオの撮影者が、撮影の背景を演出するための照明として使用することも多いようだ。今回、同社は新モデル「NANLITE PavoTube T8-7X」を発表した。
NANLITE PavoTube T8-7Xの概要
今回発売するNANLITE PavoTube T8-7Xは、36,000色の色を再現できる全長1mのLEDライトだ。この器具の色温度は2700から7500Kまでで、グリーン/マゼンタの調整も可能となっている。
PavoTube T8-7Xは、PavoTube II Xモデルからピクセルコントロールモードを継承している。これにより、チューブに沿って16の異なるゾーンを個別に制御することができ、単純なフェードや色相変化を超えたダイナミックな照明効果を実現することができる。10種類のピクセルエフェクトを内蔵しているが、対応するスマートフォンのアプリで独自のピクセルエフェクトを作成することも可能となっている。
メーカーはこの光源のCRI値は96、TLCIスコアは97と謳っている。これらの数値はかなり正確な演色性を提供するが、例によって現場で実際にどのように機能するのかが気になるところではある。
スリムでコンパクトなデザイン
PavoTube T8-7Xは、コンパクトで細長い形状をしているため、あらゆる撮影環境に対応できるライトだ。重さも280gと軽量で、設定も簡単かつ安全に行える。
底部には1/4″-20のネジ穴があり、簡単に取り付けが可能。さらに、一体型のハンドルは、ライトペインティング効果や手持ち操作のためのしっかりとしたグリップが可能だ。
電源とコントロール
NANLITE PavoTube T8-7Xは、電源供給と本体の制御に関して、非常に柔軟なライトだ。このライトはバッテリーを内蔵しているが、パワーバンクやオプションのWC-USBC-C1コントローラーに接続すると、USB Type-C DC INポートから電力を供給することができる。
ライトをコントロールする際にも、同様の自由度がある。本体下部にある3つのボタンで、基本的な制御が可能だ。しかし、それだけではなく、T8-7Xは、Bluetooth経由でNANLINKモバイルアプリ（現時点ではiOSのみ）とシームレスに接続できるほか、オプションのユニットWC-USBC-C1（電源も供給）を使用した有線制御もサポートしている。
最後に、よりプロフェッショナルな用途のために、USB-Cポートは、専用のスプリッターケーブルを使用してDMX/RDM制御インターフェースとしても機能する。
主な特徴
- 長さ1m
- 280g
- 2700-7500K
- グリーン/マゼンタの調整
- CRI96、TLCI97
- 16のゾーンを個別に制御可能なピクセルコントロールモード
- オンボードコントロール
- 無線・有線制御対応
- オプションのスプリッターケーブルを使用したDMX/RDM制御
- バッテリー内蔵、USB Type-C DC IN入力搭載
価格と発売時期
NANLITEの製品は、多くの場合、優れた機能を低価格で提供している。PavoTube T8-7Xも例外ではなく、小売価格95ドルという驚異的な価格で提供されている。LEDライト、USB-Cケーブル、ユーザーマニュアルが同梱されている。
さらに、保護キャリングケースが付属するT8-7Xの4台キットも提供されている。価格は389ドル。
詳しくは、NANLITEのウェブサイトをご覧いただきたい。
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