サンダンス映画祭2019から~“Paddleton“の撮影監督Nate Miller氏に聞く

サンダンス映画祭2019から~“Paddleton“の撮影監督Nate Miller氏に聞く

 

レイ・ロマーノ(Ray Romano)マーク・デュプラス(Mark Duplass)が出演している映画「Paddleton」は、2019年のサンダンス映画祭の初演カテゴリーで公開された。この映画はDuplassとNetflixとの契約の一部。この映画の撮影監督Nate Miller氏に話を聞いた。

Image Credit: Netflix

  • DP:Nate M. Miller
  • 映画:Paddleton (Alex Lehmann監督)
  • サンダンスカテゴリー:Premieres
  • カメラ:キヤノンC700
  • レンズ:Cooke Speed Panchros
  • 撮影コンセプト:私は常に映画を作るのはカメラではなく、その背後にある創造的なエネルギーであるということを頭に入れています。そうは言っても、適切な機材は必要です。本能で撮り、ストーリーの前に写真を置かないことに注意しています。Duplass兄弟は少人数のクルーで家族的な雰囲気を作り出します。これは確かに最も重要な要素の1つです。クルーがいなければ何もできません。それを忘れてはいけません。

cinema5DPaddletonではどのようなカメラとレンズを使いましたか?

NM:キヤノンC700です。私はこれまでずっとキヤノンのカメラで仕事をしてきましたが、その映像には常に満足しています。4Kでの撮影機能も必要でした。 C700にCooke Speed Panchrosをマウントしました。この組み合わせは豊かで暖かい世界を創りだし、しゃっきりし過ぎる4Kセンサーの映像をまろやかにします。

Image Credit: Netflix. Nate Miller operating on the right in Paddleton.

cinema5D:プリプロダクションでは、どのように監督のAlex Lehmannと仕事をすすめましたか?

NM:Alexと私は他のプロジェクトよりも長い時間を過ごしました。監督からできるだけ多くの情報を得て、考えを同じにします。正直なところ、私たちは他の映画を見たり、それらについて話すことはしていません。監督は彼が映画的に欲しいものを知っていて、私はすぐにそれを理解しました。絵コンテはありません。議論した結果に基づいて撮影しました。派手なカメラワークでストーリーを損なうようなこともしていません。

監督と私は彼の最初の映画、「ブルージェイ(原題:Blue Jay)」で一緒しました。これにより私たちとの間でコミュニケーションができていました。

cinema5D:フィルターは何か使いましたか?

NM:私は常にHollywood Black Magicを使っています。1/8を超えることはありません。私はそれを微妙に使っています。デジタル画像を柔らかくします。また昼間の撮影にLow Con 1/8を使いました。

cinema5D:照明に関して、何か特別なことはありましたか。撮影で特にうまくいったことは?

NM:それは何よりもリアリズムに関することでした。 監督と私は色温度を混合することにしました。この映画は非常にヘビーでした。俳優たちが歩き回ることができる360度セットを作成し、多くのモノがありました。2カメ撮影です。このような状況では照明は綱渡りですが、照明技師のArmando Ballesterosは魔法使いなので、いつも問題を解決してくれました。

Image Credit: Netflix. Photo Credit: Patrick Wymore

cinema5D:将来の目標は何ですか?撮影手法は今後変化しますか?

NM:私は絶え間ない変化を見ていますが、あまり苦労することはありません。デジタルが始まった頃にこの仕事に入りました。私は物事が急速に変化している中で自分の技術を学んだので、この絶え間なく変化する世界に備えて準備ができていると思っています。一方、物事をシンプルに保つことも重要です。画像を通してシンプルなストーリーテリングにこだわりたいと考えています。感動させようと考えてはダメです。重要なことを見失ってしまいます。

Nathan M Miller氏のwebサイトはこちら

この映画はNetflixのオリジナルプロダクションで、近日ストリーミングの予定。

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