Hedgeは、オフロードソフトウェアのバージョン22.3をリリースした。エンジンが再設計され、macOSとWindowsの両方でより高速に検証されたコピーを提供する。さらに、FinderとExplorerの2つの統合機能を搭載している。
私たちが日常的に撮影している映像は、所有している機材よりもはるかに価値がある場合がある。最終的には、その規模にかかわらず、制作に費やされたすべての努力（とコスト）の結果を表している。だからこそ、確実なバックアップ戦略が不可欠なのだ。
Hedgeは、1つまたは複数のソースから映像の同時バックアップを作成し、プロセスの整合性を検証することができるソフトウェアで、まさにこれを支援するものだ。このソフトウェアは、バージョン22.3で大幅に高速化された。
Hedge 22.3：これまで以上に高速に
2016年に初めて発売されたHedgeは、当初はHDDドライブとの間で映像を転送するために作られたものだった。しかし、これらは驚くほど高速なSSDやNVMeディスクに道を譲りつつあることは否めず、価格は下がり続け、容量は増えている。
そこでHedgeは、Hedgeを動かすエンジンについて再考することになった。Sandisk Proやiodyneも巻き込んでの研究開発の結果、同社が「Speed 2.0」と呼ぶものが誕生した。
Hedgeは、1つの場所から別の場所へ、1つの場所から複数の場所へ、あるいは多対多のアプローチでファイルを転送する場合でも、使用可能な帯域幅のすべてを使用できる。
Hedge 22.3は、MacとWindowsの両ユーザーにメリットをもたらす。さらに、例えばNASを使用する場合、1ギガビットまたは10ギガビットのイーサネット接続を使用して映像を転送するプロセスを高速化することができる。また、MacでexFATディスクとの間でコピーする際の転送速度も最適化されている。以下は、改善点の一覧。
- 最大容量に達していないすべてのダイレクトアタッチドストレージが20%以上高速になった。
- 1GEのネットワーク転送は、Macで30%、Windowsで70%高速化された。
- 10GEでは、Macで75％、Windowsで150％高速化した
- アーカイブモードは最大で240%高速化される。
MacOSのFinderとWindowsのExplorerで動作する2つの統合機能が搭載され、転送ウィンドウを探したり、移動する複数のファイルがすべて正しく完了したかどうかを確認したりする必要がなくなった。ファイルマネージャーアプリケーションでフォルダを右クリックすると、Hedgeを介して実行される4つの操作（コピー、貼り付け、コピー元に設定、コピー先に設定）にアクセスできるようになった。
Hedgeは、ログ、検証、そしてiOSやAndroidのモバイルデバイスへの通知によって、オフロードが完了したときや問題が発生したときに、それを知らせてくれる。
価格と発売時期
Hedgeの最新（そして最速）バージョンは、現在入手可能。このオフロードソフトを初めて使用する場合、価格はシングルライセンスで139ドルからとなっている。このソフトウェアは、MacとWindowsの両方のマシンで動作し、購入時に1年間のアップデートが提供される。
全文は、こちらのHedgeのウェブサイトをご覧ください。
