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シグマが11本のLマウントプライムレンズを発表 ー マウントコンバーターも

シグマが11本のLマウントプライムレンズを発表 ー マウントコンバーターも

シグマは11本の新しいArtシリーズLマウントレンズを発表した。新しいレンズラインナップは、f / 1.4またはf / 1.814mmから135mmまでの焦点距離をカバーする。またMC-21マウントコンバーターも発表した。これはLマウントカメラ本体にシグマ EF、あるいはSAレンズをマウントすることができる。

シグマはLマウントアライアンスへの参加の発表と同時に、十分なLマウントレンズの供給も約束している。 そして今回、その約束通り11本のLマウントArtレンズを発表した。またMC-21マウントアダプターも発表している。ただこれらのレンズは新開発されたものではなく、これらのEFマウントとSAマウントバージョンは既存のものだ。今後も従来のアートプライムラインナップをLマウント化したものが発売されると思われる。

LマウントArtプライムの概要

Lマウントカメラでネイティブレンズ(カメラボディと同じマウントのレンズ)を使用した場合の最大の利点の1つは、オートフォーカス機能だ。 Lマウントネイティブレンズは、AF-C(連続オートフォーカス)モードで完全に機能する。ネイティブレンズを使用すると、AFははるかに高速になる。もう一つの利点は、カメラボディ内手振れ補正機能だ。カメラは自動的に各レンズの焦点距離を検出し、手振れ補正性能を最適化する。

カメラ側で行うレンズの収差補正(周辺照度、色収差、および歪みの補正)にも完全に対応する。レンズマウントがネイティブだと、アダプターを使用する場合と比較して、より密接で安定した動作が可能になる。真鍮のバヨネットマウントは強度を高めるための表面処理がされており、高精度のフィット感と高い耐久性を実現する。マウント接続部分には、防塵防滴構造のゴム製シールが組み込まれている。

さらに、シグマはマウント変換サービスを行っている。このサービスはシグマレンズのマウントを別のものに変換できる。将来別のマウントのカメラに変更しても、それに合わせてレンズマウントを変更できるのだ。これにより、カメラ本体に関係なく、レンズを将来にわたって使い続けることができる。マウント変換サービスは有料で、通常の修理とは異なる。そのためこのサービスは店頭ではなく、認可されたシグマの関連会社かディストリビューターに問い合わせる必要がある。

11本の新Lマウントプライムレンズは以下の通り。(価格は全て税別)

  • SIGMA 14mm F1.8 DG HSM Art 219,000円
  • SIGMA 20mm F1.4 DG HSM Art 150,000円
  • SIGMA 24mm F1.4 DG HSM Art 127,000円
  • SIGMA 28mm F1.4 DG HSM Art 160,000円
  • SIGMA 35mm F1.4 DG HSM Art 118,000円
  • SIGMA 40mm F1.4 DG HSM Art 160,000円
  • SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art 127,000円
  • SIGMA 70mm F2.8 DG MACRO Art 69,000円
  • SIGMA 85mm F1.4 DG HSM Art 160,000円
  • SIGMA 105mm F1.4 DG HSM Art 220,000円
  • SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art 175,000円

すべてのレンズにはケースとレンズフードが付属する。なお、14mmと20mmの2本の超広角レンズはレンズフードの取り外しはできない。 105mmレンズには、さらに三脚ソケットと保護カバー(PT-21)が付属する。発売日は未定。

MC-21マウントコンバーター

このコンバーターによりシグマSAマウントとキヤノンEFマウントレンズをLマウントカメラ本体にマウントすることができる。 これにより、Lマウントシステムで使用できるシグマ製のレンズが29本増えることになる。またカメラのオートクロップ機能を使えば、APS-Cサイズのイメージサークルを持つDCレンズをフルフレームのLマウントカメラに取り付けることも可能だ。

MC-21 supported lenses with Canon EF mount or SIGMA SA mount. Source: SIGMA

MC-21はAF-Sモードで高速で正確なオートフォーカスを可能にする。ただし、AF-C(連続オートフォーカス)モードは使用できない。マウントされたレンズが互換性を持つかは、MC-21の内蔵LEDの色とオン/オフから一目で確認できる。またこのLEDにはレンズファームウエアのアップデートが入手可能になるとユーザーに知らせる機能も持っている。

MC-21は、オートフォーカスと絞りを最適化するために各レンズのデータ​​を保持している。今後発売されるレンズに関しては、MC-21のためのデータをレンズに格納する予定だ。これにより、新しいレンズを使用する場合でもMC-21のファームウエアアップデートは不要になる。またMC-21は、周辺照明、倍率色収差、歪曲収差など、カメラの補正機能をサポートしている。

MC-21コンバーターは三脚に取り付けるためのソケットを備えているほか、内部反射によるレンズ性能の低下を防ぐために、鏡筒の内面はフロッキング(植毛)が施されている。 レンズの種類、焦点距離、F値、その他のタグなどの情報は、各画像ファイルにExifデータとして埋め込まれる。

  • シグマLマウントプライムレンズのニュースリリースはこちら
  • MC-21 コンバーターのニュースリリースはこちら

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